制作
2025年
出演
岡澤邑/ひなた
脚本
月並ハイジ(GUIDANCE 鈴木康太)
サウンドクリエイター
中村和教
AIイラスト/動画編集
GUIDANCE 佐藤凜々香

ガイダンス「発」で「初」のポッドキャストを。第二弾

脚本やってます、月並です。2025年10月よりポッドキャストにて音声ショートドラマを配信しています。「XYZ」と題しまして、「なにかの終わり」をテーマとした本シリーズ。noteでは、創作秘話としまして、物語の発端「ABC」を綴っていきます。

ショート(カット)にした理由

前回でもお話をさせていただいた通り、初めの4作に関しては裏テーマで「ショート」という言葉遊びで繋がっています。本作の出発点は文字通り、髪型の「ショート」カットで短編を、、でした。作中で登場人物も言っていますが「髪を短くすると失恋したの?ってすぐ聞いてくる人」なんなんだろう。。っていう誰もが一度は思ったであろう疑問もMIXしてみました。

先入観?なのか、みんなが言ってるから?なのか。反射的にそう思ってしまうこと、口に出してしまうことってありますよね。
「パンダが食事している絵を書いてください」 そう言われて、パンダといっしょに笹の葉を描く人がほとんどだと思います。実際食べているので、間違ってはいませんがパンダ=笹が好きor笹しか食べない、は「先入観」によるもので実際は肉食で、お肉が大好きなんだそうです。笹に関しては食べるものがないので「仕方なく」食べ初めたと。。そう思うと、なんだかパンダに少し哀愁を感じますね。

オーディオドラマ”だから”起こること

私ですが、大変ありがたいことに映像脚本を書かせていただく場合もあれば、オーディオドラマ脚本を書かせていただくこともあります。ふたつの違いは明白ですが、いざ書き分けよう!と思うとずいぶんと勝手が違います。

例えば、今回のように「美容室」が舞台の作品であったとします。TVドラマですと「美容室の店内」がカメラに映るわけですので誰しもが一瞬で美容院のお話なんだなとわかってもらえるのですが、音声のみのオーディオドラマはそうはいきません。

美容室を音で表現するために「ドライヤーの音」を使ったとします。冒頭にドライヤーの音。たったこれだけでは、登場人物のおうちを思い浮かべる人、あるいはモデルや俳優さんの楽屋?を思い浮かべる人もいるかもしれません。たった数秒でも「あ、違うわ。美容院ね」と想像し直す時間は没入感を奪ってしまいます。

聞き手がみんな一様に「美容室」を思い浮かべてもらうためには一工夫必要、というわけです。その出発点があるだけで(前回は登山の第一歩と表現しました)鏡越しでお客さんと美容師が会話している【美容院のあの感じ】を聞き手は勝手に思い描いてくれます。そうまさに、「先入観」が上手く作用してくれるわけです。

効果音(SE)を先に持ってくるか、セリフでさり気なくフォローするか。そこがオーディオドラマの難しさであり、面白さでもあります。
正直、「脚本」だけではなく「効果音や環境音」をつけてくださるサウンドクリエイターさんの力は本当に本当に大きいのですが、これをキッカケに、また違った見方(聞き方)でオーディオドラマを楽しんでくださるきっかけとなれば幸いです。

最後に

今回は「先入観」を軸にオーディオドラマの楽しさの一片をお伝えしてまいりました。まだまだ『XYZ』。今後もどんどん作品は公開されていきます。 ぜひ、効果音のひとつひとつに耳を澄ませて、私たちが仕掛けた「先入観」の面白さを体験してみてください。

本記事の著者

鈴木 康太
鈴木 康太合同会社ガイダンス
演出補 / 脚本(PN:月並ハイジ)
俳優として、長年映像業界に関わってきた自身の経験を生かし、
演技ワークショップ、現場での演出補、脚本など、多岐にわたるポジションでGUIDANCE作品に携わる。
「誰かの人生に少しでもスパイスを与えられたら、、」
素敵だなーという想いで、日々の業務と向き合っています。